今回は、引っ越しを機に、家具の購入を検討している子育て世帯の皆さんに向けて、ソファの選び方についてお話ししたいと思います。
ソファは、リビングの中心的な存在で、家族のくつろぎやコミュニケーションの場として大切な役割を果たします。
しかし、ソファは種類やサイズが多く、どれを選べばいいか迷ってしまうこともありますよね。
そこで、今回は、ソファの構造、サイズ、形について、それぞれの特徴やポイントを紹介していきます。
子育て世帯におすすめのソファを見つけるための参考にしてくださいね！
ソファの構造について
ソファを買うときには、見た目だけでなく、座り心地も大事ですよね。
でも、座り心地ってどうやって決まるのでしょうか？実は、ソファの内部構造によって、かなり違ってくるんです。今回は、ソファの内部構造の種類と特徴について、わかりやすくまとめてみました。
ソファの内部構造は大きく分けて、衝撃吸収材と座面の2つに分かれます。
衝撃吸収材とは、ソファに座ったときに体重を支える部分で、スプリングやバネなどがあります。
座面とは、衝撃吸収材の上にあるクッション材で、ウレタンやフェザーなどがあります。
それぞれの素材にはメリットやデメリットがあるので、自分の好みに合わせて選ぶことが大切です。
衝撃吸収材の種類
まず、衝撃吸収材の種類を見ていきましょう。
代表的なものは以下の4つです。
・ポケットコイルスプリング
ポケットコイルスプリングは、小さなコイルがそれぞれ独立した袋に入っているもので、体を点で支えます。
体形や座り方に合わせてフィットするので、弾力性が高くて快適です。
隣の人が動いても振動が伝わりにくいのもいいですね。
ただし、高価な素材なので、高級なソファにしか使われていません。
・コイルスプリング
コイルスプリングは、らせん状のバネが連結されたもので、体を面で支えます。
どこでも同じ座り心地で、腰が沈みこみにくいです。耐久性も高くてへたりにくいです。
比較的高価な素材なので、中～高級なソファに使われています。
座面が厚くなる傾向があるので、ボリューム感のあるデザインが多いです。
・S字バネ
S字バネは、S字型のバネが並んだもので、固めの座り心地です。
横揺れに強いですが、弾力性はあまり高くありません。
全体が沈みこみやすいので、山型に張ることで中央部分を強化しているものもあります。
多くのソファに使われている素材で、座面が薄いソファにも向いています。
・ウェービングベルト
ウェービングベルトは、糸とゴムを編んだ布製の素材で、格子状に張って弾力性を出します。
音がしないし軽量化できるしコストも安いです。
ただし、へたりやすいし弾力性も低いです。
他の素材と組み合わせたり、質の良いものを選んだりする必要があります。
座面の種類
次に、座面の種類を見ていきましょう。代表的なものは以下の4つです。
・ウレタン
ウレタンは合成樹脂の一種で、発泡させてカットしたものです。
密度が高いほどへたりにくいですが、硬くなります。
そのため、密度の異なるウレタンを部位によって使い分けることで、バランスの良い座り心地を作ります。
・チップウレタン
チップウレタンは、ウレタンの端材を粉砕して固めたものです。
へたりにくいですが、硬いです。
ウレタンの土台として使われることがあります。
・フェザー
フェザーは水鳥の羽毛で、保温性が高くて軽くて柔らかいです。
ふっくらとした座り心地が好きな人におすすめです。
型崩れしやすいですが、たたくことで復元できます。
・シリコンファイル
シリコンファイルはシリコン処理したポリエステル繊維で、フェザーに似た柔らかさや弾力性があります。
フェザーよりも安くて型崩れしにくいです。
以上が、ソファの内部構造の種類と特徴についてでした。
自分の好みや予算に合わせて、最適なソファを選んでくださいね。
ソファのサイズの目安
まず、ソファのサイズを決めるときには、設置する場所や使用する人数に合わせて考える必要があります。
一般的には、1人分の座面の幅は60cmが目安です。
例えば、ひじ掛けの幅が15cmずつだとすると、1人掛けソファは幅90cm、2人掛けソファは幅150cm、3人掛けソファは幅210cmになります。
もちろん、これはあくまで目安なので、自分の体型や好みに合わせて調整してください。
また、ソファのサイズには幅だけでなく奥行や高さも関係してきます。
奥行は座り心地や姿勢に影響する要素です。
奥行が深いとリラックスできますが、背中が浮いてしまったり、立ち座りがしにくくなったりすることもあります。
奥行が浅いとすっきりした印象になりますが、足を伸ばせなかったり、寝転がれなかったりすることもあります。
奥行の目安は50～60cm程度です。
高さは見た目や空間の印象に影響する要素です。
高さが高いと圧迫感が出やすくなりますが、立ち座りがしやすくなったり、背もたれがしっかりしていたりすることもあります。
高さが低いと開放感が出やすくなりますが、立ち座りがしにくくなったり、背もたれがあまりなかったりすることもあります。
高さの目安は40～45cm程度です。
また、ソファのサイズを選ぶ際には、搬入のことも考える必要があります。
ソファは大きくて重いものが多いので、玄関や階段、エレベーターなどに入るかどうかを確認しておくと良いです。
また、分割式や折りたたみ式のソファなら、搬入がしやすいです。
ソファの種類
次に、ソファの種類について見ていきましょう。
ソファには形状や機能によってさまざまな種類があります。
それぞれにメリットやデメリットがあるので、自分の好みや用途に合わせて選ぶことが大切です。
スタンダードタイプ
スタンダードタイプは一般的な形状のソファで、ストレートソファとも呼ばれます。
1人掛けソファはパーソナルソファ、2人掛けソファはラブソファとも呼ばれています。
スタンダードタイプは直方体に近い形状なので、レイアウトしやすいことがメリットです。
一方で足を伸ばして座れないことがデメリットです。
カウチソファ
カウチソファは背もたれよりも座面が長く、足を伸ばして横になれるタイプのソファです。
シェーズロングや寝椅子とも呼ばれています。
カウチソファには2種類あります。
ひとつは短い背もたれか、あるいはヘッドレストがついた1人用のタイプで、座る場合は2人で使うこともできます。
もうひとつはスタンダードタイプのソファに足を伸ばす座面が長いソファが組み合わされたもので、L字型ソファとも呼ばれます。
オットマンを組み合わせることで、座面を長く確保しているタイプもあります。
カウチソファは、足を伸ばしたり寝ころんだりするなど、くつろいで過ごせることがメリットです。
ただし、L字型ソファのタイプは設置するために広いスペースが必要です。
また、足を伸ばす座面が長いソファが左右どちらにつくか向きが決まっているため、模様替えがしにくいというデメリットもあります。
コーナーソファ
コーナーソファは部屋のコーナー部分に置くためのソファで、コーナー部分用のソファや、1人用や2人用、3人用のソファのパーツを組み合わせて設置します。
コーナーソファもL字型ソファと呼ばれることもあります。
コーナーソファは設置場所や使用する人数に合わせて、パーツを自由に組み合わせられることがメリットです。
オットマン
オットマンはソファの一種で、ソファの前に置いて足を載せる台として使用するもので、背もたれはありません。
オットマンは座ることもできますし、トレーを置いてテーブル代わりにするといった使い方もできます。
オットマンはソファで足を伸ばして座りたいけど、カウチソファを置くスペースがない場合や、多用途で活用したい場合に向いています。
ベンチタイプ
ベンチタイプはベンチのような形状の座面の奥行が狭い、コンパクトなソファです。
ベンチタイプには、背もたれのあるタイプと背もたれがないタイプがあります。
背もたれのあるタイプはくつろいで過ごせるため、1人暮らしや2人暮らしの住まいのメインソファにも向いています。
背もたれがないタイプは、玄関や廊下などに置いて靴を履くときに使ったり、テーブルと組み合わせてダイニングチェアとして使ったりすることができます。
ベンチタイプはスペースを有効に使えることがメリットです。
リクライニングソファ
リクライニングソファは、背もたれや足元の角度を調節できるソファです。
リクライニングソファには、レバーやボタンで操作するタイプと、体重や体圧で操作するタイプがあります。
リクライニングソファは、自分の好きな姿勢で座れることがメリットです。
一方で、角度を変えるためには前後にスペースが必要なことや、機構が壊れやすいことがデメリットです。
ソファベッド
ソファベッドは、ソファとベッドの両方の機能を持つソファです。
ソファベッドには、座面を引き出してベッドにするタイプや、背もたれを倒してベッドにするタイプなどがあります。
ソファベッドは、来客用の寝室がない場合や、1人暮らしの場合などに便利です。
ただし、収納スペースが少ないことや、寝心地が悪いことがデメリットです。
まとめ
今回は、引っ越しを機に、家具の購入を検討している子育て世帯の皆さんに向けて、ソファの選び方についてお話ししました。
ソファはリビングの中心的な存在で、家族のくつろぎやコミュニケーションの場として大切な役割を果たします。
しかし、ソファは種類やサイズが多く、どれを選べばいいか迷ってしまうこともありますよね。
そこで、今回は、ソファの構造、サイズ、形について、それぞれの特徴やポイントを紹介しました。
子育て世帯におすすめのソファを見つけるための参考にしてくださいね！