新宿区の保育園はどんな園がある？パパ・ママのお部屋探しガイド

子育てファミリーの皆さんにとって大切なテーマ、「新宿区の保育園」についてお話ししたいと思います。
東京の繁華街としてイメージが強い新宿区ですが、2023年の23区人口ランキングでは真ん中の12位にランクインしています。
新宿区のホームページを見ると、2024年1月1日時点では約35万人が区民として住んでおり、15歳未満の年少人口は約3万人です。

そんな新宿区は、ビジネスやショッピング、観光などにも便利なエリアになっているため、住宅事情は厳しく賃貸物件の空き率は低く、家賃も高めです。
そんな中で、子どもがいる家族が快適に暮らすためには、保育園の選び方も重要なポイントになりますよね。
新宿区には、認可保育園やこども園、地域型保育事業などさまざまな種類の保育園があります。
それぞれにどんな特色があるのか、入所のしやすさやメリット・デメリットなどを比較してみましょう。

新宿区の認可保育園を紹介

認可保育園（正式名称は認可保育所）とは、各自治体に認可された保育園のことを指します。
区立と私立があり、区立は新宿区が運営、私立は株式会社や社会福祉法人などが運営しています。
そのため、私立保育園は施設によって特色が異なります。

認可保育園のメリット

認可保育園のメリットは、以下のような点が挙げられます。

• 保育料が所得に応じて決まり、補助金が出るため、費用負担が軽減される
• 保育士の資格を持ったスタッフが常勤し、安全で質の高い保育を受けられる
• 一定の基準を満たした施設の広さや設備を備えている
• 認可保育園に通っていれば土日祝日などの休みの日でも休日保育の申請がしやすい
  （参照：新宿区HPhttps://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/file04_07_00020.html）

認可保育園のデメリット

認可保育園のデメリットは、以下のような点が挙げられます。

• 入所するためには待機児童として登録し、入所枠が空くまで待つ必要がある
• 入所枠は区ごとに決まっており、希望する保育園に入れない場合もある
• 退職や転居などで入所条件を満たさなくなった場合は退所しなければならない
• 月曜日から金曜日までの平日しか開園しておらず、休日や夏休みなど長期休暇時に預けられない場合もある

ただ、新宿区に関しては2021年、2022年ともに待機児童ゼロを達成しているようです。
希望の園に入所がかなわなかったとしても、手助けしてくれるフォロー体制があるためまずは区役所に相談してみましょう。

新宿区の認可保育園

新宿区には、2023年11月時点で区立認可保育園12か所、私立認可保育園53か所の認可保育園があります。

認可保育園に入所するためには、新宿区役所に申請書を提出し、入所選考会議で審査されます。
審査では、両親の就労状況や家庭環境、子どもの健康状態などが考慮されます。

▼区立認可保育園

園名	対象年齢	園名	対象年齢
大久保第一保育園	0～5歳	西早稲田保育園	0～5歳
高田馬場第二保育園	0～5歳	東五軒町保育園	0～5歳
長延保育園	0～5歳	百人町保育園	0～5歳
富久町保育園 （公設民営）	0～5歳	弁天町保育園	0～5歳
戸山第二保育園	0～5歳	早稲田南町保育園	0～5歳
中落合第二保育園	0～5歳	早稲田南町保育園分園 （公設民営）	0～5歳

▼私立認可保育園

園名	対象年齢	園名	対象年齢	園名	対象年齢
アイグラン保育園落合	0～5歳	獅子吼保育園	1～5歳	原町みゆき保育園	0～5歳
アイグラン保育園西新宿	1～5歳	至誠会保育園	0～5歳	ぴっころきっず西早稲田	1～5歳
アスク神楽坂保育園	0～5歳	下落合そらいろ保育園 ※3歳児クラスの定員数は、連携施設としての優先受入枠を含まない。	0～5歳	二葉南元保育園	0～5歳
アスク北新宿保育園	0～5歳	小学館アカデミー飯田橋ガーデン保育園	0～5歳	フロンティアキッズ曙橋	1～5歳
アスク新宿南町保育園	1～5歳	新栄保育園	0～5歳	フロンティアキッズ新宿	0～5歳
アスク薬王寺保育園	1～5歳	新宿こだま保育園	0～5歳	保育所まぁむ高田馬場駅前園	0～5歳
ウィズブック保育園中落合	0～5歳	新宿成子坂愛育園	0～5歳	ぽけっとランド市ヶ谷保育園	1～5歳
エイビイシイ保育園（夜間保育所）	0～5歳	新宿三つの木保育園もりさんかくしかく	0～5歳	ほっぺるランド牛込	0～5歳
オルト保育園	0～5歳	太陽の子 新小川町保育園	0～5歳	ほっぺるランド神楽坂	0～5歳
キッズガーデン新宿西落合	1～5歳	東京母子愛育会保育園	0～5歳	ほっぺるランド上落合	0～5歳
キッズタウン下落合保育園	0～5歳	にじいろ保育園市谷加賀町	0～5歳	ほっぺるランド北新宿	1～5歳
きゃんばす東新宿保育園	1～5歳	にじいろ保育園高田馬場西	0～3歳	ほっぺるランド新大久保	0～3歳
クオリスキッズおおくぼ保育園	0～5歳	にじいろ保育園高田馬場東	1～5歳	ほっぺるランド早稲田鶴巻町	0～3歳
グローバルキッズ愛住町園	0～5歳	にじいろ保育園高田馬場南	0～3歳	ポピンズナーサリースクール市ヶ谷	0～5歳
グローバルキッズ神楽坂園	0～5歳	にじいろ保育園西早稲田	1～5歳	ポピンズナーサリースクール西新宿	0～5歳
グローバルキッズ西落合保育園	0～5歳	にじいろ保育園四ツ谷	1～3歳	ポピンズナーサリースクール四ッ谷	1～5歳
グローバルキッズ西新宿園	0～5歳	ニチイキッズ曙橋保育園	0～5歳	ルーチェ保育園西新宿	0～5歳
グローバルキッズ若葉園	0～5歳	八幡神社愛育園	1～5歳	（仮称）フロンティアキッズ夏目坂	令和6年4月開設予定

新宿区の認定こども園を紹介

こども園とは、幼稚園と保育園の両方の機能を持った施設のことです。
小学校就学前のこどもたちを、親の就労有無に関係なく受け入れてくれる「幼児教育・保育」を提供する施設で、2006年に都市部を中心に教育基本法の改正で誕生しました。
都道府県知事の認定を受けた施設を「認定こども園」と呼びます。

4タイプの類型に分かれる

こども園には4タイプの構成する施設で分かれています。
タイプによって内容が変わるため、どういう方針で保育または教育を受けたいかを知る必要があります。

タイプ	内容
幼保連携型	認可された幼稚園・保育園の両方の機能を併せ持つタイプで、文部省と厚生労働省の認可を受けているこども園
幼稚園型	認可幼稚園としての位置づけのままに保育園の機能を追加したタイプのため、「幼稚園教育要領」に基づいて教育をおこなうこども園
保育所型	認可保育園としての位置づけのままに幼稚園の機能を追加したタイプのため、「保育所保育指針」に基づいて保育をおこなうこども園
地方裁量型	認可のない地域の保育園や幼稚園などの施設に認定こども園の機能を追加したタイプのこども園

認定こども園のメリット

こども園のメリットは、以下のような点が挙げられます。

• 幼稚園教諭と保育士の両方の資格を持ったスタッフが常勤し、教育と保育の両方を受けられる
• 3～5歳については教育費補助制度が適用されるため、費用負担が軽減される
  （参照：新宿区HPhttps://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/hoiku02_002044.html）
• 延長保育ができる
• 認可保育園に通っていれば土日祝日などの休みの日でも休日保育の申請がしやすい
  （参照：新宿区HPhttps://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/file04_07_00020.html）

認定こども園のデメリット

こども園のデメリットは、以下のような点が挙げられます。

• 入所するためには待機児童として登録し、入所枠が空くまで待つ必要がある
• 入所枠は区ごとに決まっており、希望するこども園に入れない場合もある
• 退職や転居などで入所条件を満たさなくなった場合は退所しなければならない
• 0～2歳の保育料は補助金が出るが所得に応じて決まる
  （参照：新宿区HPhttps://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/hoiku02_002044.html）

ただ、新宿区に関しては2021年、2022年ともに待機児童ゼロを達成しているようです。
希望の園に入所がかなわなかったとしても、手助けしてくれるフォロー体制があるためまずは区役所に相談してみましょう。

新宿区の認定こども園

新宿区には、2023年11月時点で区立認定こども園10か所、私立認定こども園8か所があります。
こども園に入所するためには、認可保育園同様に新宿区役所に申請書を提出し、入所選考会議で審査されます。

▼区立認定こども園

園名	対象年齢	園名	対象年齢
あいじつ子ども園	0～5歳（保育園機能） 4～5歳（幼稚園機能）	しなのまち子ども園	0～5歳（保育園機能） 4～5歳（幼稚園機能）
大木戸子ども園	0～5歳（保育園機能） 4～5歳（幼稚園機能）	戸山第一子ども園	0～5歳（保育園機能） 4～5歳（幼稚園機能）
おちごなかい子ども園	0～5歳（保育園機能） 4～5歳（幼稚園機能）	西落合子ども園	0～5歳（保育園機能） 4～5歳（幼稚園機能）
柏木子ども園	0～5歳（保育園機能） 4～5歳（幼稚園機能）	西新宿子ども園	0～5歳（保育園機能） 3～5歳（幼稚園機能）
北新宿子ども園	0～5歳（保育園機能） 4～5歳（幼稚園機能）	四谷子ども園	0～5歳（保育園機能） 4～5歳（幼稚園機能）

▼私立認定こども園

園名	対象年齢	園名	対象年齢
大久保わかくさ子ども園	0～5歳（保育園機能） 3～5歳（幼稚園機能）	ChaCha Children Higashitoyama	0～5歳（保育園機能） 3～5歳（幼稚園機能）
しんえい子ども園　もくもく	0～5歳（保育園機能） 3～5歳（幼稚園機能）	富久ソラのこども園ちいさなうちゅう	0～5歳（保育園機能） 3～5歳（幼稚園機能）
しんじゅくいるまこども園	0～5歳（保育園機能） 3～5歳（幼稚園機能）	富久ソラのこども園ちいさなうちゅう分園	0～3歳（保育園機能）
新宿せいが子ども園	0～5歳（保育園機能） 3～5歳（幼稚園機能）	認定こども園新宿ベアーズ	0～5歳（保育園機能） 3～5歳（幼稚園機能）

新宿区役所のHPを見ると、保育園機能と幼稚園機能で問い合わせ先が違うようです。
認定こども園（保育園機能）は区役所窓口で入園申し込みを受け付けており、認定こども園（幼稚園機能）は直接こども園へ問い合わせになっています。

詳しくは、新宿区役所のHPをご確認ください。

新宿区の地域型保育事業を紹介

地域型保育事業とは、待機児童解消とともに多様なニーズにこたえる施設として少人数の0～2歳までの保育をおこなう市町村認可の児童福祉施設に位置付けられる施設や事業のことです。
地域型保育事業も4タイプの構成する施設で分かれています。

タイプ	内容
小規模保育事業（保育ルーム）	定員6～19名を、家庭的保育に近しい形で保育する
家庭的保育事業	定員5名以下を、より家庭的雰囲気で保育する
事業所内保育事業	会社やオフィス内にある保育施設で、従業員のこどもや地域のこどもを一緒に保育する
居宅訪問型保育事業	障害や疾患といった個別のケアを要する場合や、預け先が無くなり保育を維持する場合に保護者の自宅で保育をおこなう

新宿区の地域型保育事業

新宿区の小規模保育事業（保育ルーム）に関しては、2024年度末で事業が終了するようです。
年々こどもの数が減る新宿区は、前述したように2年連続待機児童数がゼロだったので待機児童解消のための小規模保育事業が不要になっているということでしょうか。

▼小規模保育事業（保育ルーム）

園名	対象年齢	園名	対象年齢
保育ルームえどがわ園	1～5歳	保育ルームつるまき園	1～2歳
保育ルームおちにすくすく園	1～2歳	保育ルームべんてん	1～2歳

▼事業所内保育事業（事業所内保育所）

園名	対象年齢
キッズパオ防衛省市ヶ谷保育園	1～3歳（従業員23名）
とちょう保育園	1～3歳（従業員24名）
もみの樹園事業所内保育所	1～3歳（従業員10名）

新宿区にはそのほか、家庭的保育者（保育ママ）と居宅訪問型保育事業もありますので、詳細を知りたい方は新宿区役所のHPをご確認ください。

まとめ

以上、新宿区の保育園について紹介しました。
新宿区は、認可保育園やこども園、地域型保育事業など、さまざまな種類の保育園があります。
それぞれにメリットやデメリットがありますので、自分の家族の状況やニーズに合わせて選ぶことが大切です。
また、新宿区では2年連続待機児童ゼロを達成しています。
子育てファミリーの皆さんが快適に暮らせるように、新宿区では今後も保育環境の整備に取り組んでいくということです。
私も子育て中の一人として、新宿区の保育園事情に注目していきたいと思います。

それでは今回はこの辺で失礼します。
次回もお楽しみに！